肥厚爪とは、爪が厚くなったり、盛り上がった状態です。そのため、普通の爪切りでは切れず、靴にあたって痛くて歩けない…ということもあります。
先日も、高齢になる親御様が、肥厚爪が靴にあたる痛みで歩かなくなってしまったというご相談を受けました。ケアをすると、お帰りの際には「痛くない♪」と、笑顔でお帰りいただき、その後もまた歩かれるようになったそうで、介護予防にも繋がっております。
この問題の肥厚爪をなんとかケアするために、様々な爪切りやニッパーを買ったという方も意外に多いので驚きです。というのも、この肥厚爪はただ「厚さが邪魔になってる。切ればいい!」というものではないのです。どこが肥厚しているのか?を見極めてケアをしないと、出血したり、怪我の原因となり、爪切りが痛くてこわいもの、という印象になってしまいます。
足足では、爪の裏や溝に溜まったり、固くなったゴミや角化部分を丁寧にお掃除しながら、ケアをしてもよい肥厚部分を見極めて施術していきます。そうすることで、必要な部分は残しながら、お痛みのない状態へとサポートさせていただいております。
「じゃあ、家や家族でできることはないの?」という方に、ぜひやってほしいことがあります。それは、入浴時にやわらかい歯ブラシでお爪の溝や裏の部分を赤ちゃんの歯磨きをするように、やさしく歯磨きをするようにお掃除してください。そうすることで爪の裏にゴミが溜まって爪が盛り上がることを防ぐことができます。
定期的な爪切りだけではなく、日々の家でのケアも、とっても大切ですのでぜひ試してみてくださいね。このとき、ご注意いただきたいのが、ついつい気になって無理にゴシゴシと磨いたり、無理に奥の方までブラシを入れたくなってしまいがちですが「優しく」がポイントです。デイサービスなどの施設で入浴をされている方も、ぜひスタッフさんにご協力をお願いしてみてくださいね。
この爪、どうしよう。という変形爪や肥厚爪は、ぜひ足専門の足足へおまかせくださいね。