足の豆知識

魚の目の自己ケア、する?しない?

魚の目ができたことがある方の中には、自己ケアをされた方もいると思います。私も子どもの頃から、母親がカミソリでたこを剃っていた(?)のを見て、フットケアに出会うまでは自分も魚の目やたこを同じようにそんな危険な自己ケアを繰り返していました。

自己ケアの中でも一番多いのが、薬が付いているシールのようなものを魚の目に貼って、皮膚をやわらかくするタイプ。けど実はこれ、お商売関係なくお勧めしません。やめておいた方がいいと思っています。

というのも、魚の目ができる原因について知ると「あぁ、確かにな」と感じていただけると思います。

魚の目は、外からの圧迫によってできます。例えば、合わない靴や、重心バランスの崩れなどなど。かかりすぎる圧から守るために、皮膚の防御反応でたこや魚の目ができるんです。痛いけど。

なので、薬によって皮膚をやわらかくするとどうなるか?

“圧迫されている部分の皮膚が、やわらかくなる→やわらかく弱くなった皮膚に圧が加わるので傷ができやすい(よけい痛くなる場合も)→傷から菌が入って化膿などの危険がある”。

という感じです。私は、これで化膿している足(魚の目)を何度も見てきました。

残念ながら、化膿や炎症、ふやけている間はフットケアで魚の目をケアすることができないのでその場合は、お痛みを緩和できるようなホームケアを指導いたします。そして後日、皮膚の状態が戻ってから魚の目の芯をキレイにくり抜きます。

もちろん、お薬のシールできれいに取れたよ!という方もいらっしゃると思うのですが、魚の目ができるそもそもの原因を改善していないと再発したり、先に述べたように、合わない靴や重心バランスが崩れたままだと足だけではなく身体全体への影響が出てきてもおかしくありません。

足足のフットケアは、魚の目を取るケアだけではなく、根本原因を改善して足だけでなく身体も健康に保てるようお手伝いしております。

寝たきり、介護予防に、足を整えて一生歩ける足づくりを足足で始めませんか?(^ ^)