今日は、根本改善って地味だな。地道な努力の賜物だなというお話です。
足トラブルに限らず、何かしらの問題を簡単にわかりやすく解決するには対処療法になるかと思います。例えば、テスト前の一夜漬け、体重測定前の断食…この2つだけでも、私の学生時代が垣間見えてしまうんですが、まじめに例えると、貧困に困っている人たちにお金を出すとか、少子化対策のために保育料を無償にするとか。
わかりやすく目先の問題を解決しても(してそうに見えても)、根本の原因はそんな単純なもんではないですよね。そんな簡単なことではなく、根本解決にはもっともっと手間も時間もかかるはず。
とはいえ、対処療法が歓迎される(?)のは、一時的に、そのときだけは楽になる(なったような気になる)からではないでしょうか。
足トラブルでも、同じだなと感じます。痛みのある魚の目をとりました、巻いている爪を広げましたっていうのは、そこだけじゃ根本解決になってないんです。けど、それもやってるのよね?と言われると、もちろんです。ただ、私は「はい、これで終わりです〜」とは言いません。根本改善をするように必ず、アドバイスします。先日も「それやってたら、毎年冬はかかとガサガサになってたのにめっちゃキレイになった」と言われて「そうなんですよ、商売上がったりですよ〜」なんて笑い話をしていました。
けど、改善してくれたのはお客さんがちゃんと地味で、地道な努力をがんばってくれているおかげなんです。少しずつ、少しずつでも「足の指が伸びたよね」「ここの爪、反らなくなったよね」「爪、伸びるようになったよね」「痛みの出る間隔、伸びたよね」などなど。足は着実に変わってくれています。
最初はできなくても、少しずつでも、とにかく続けること。意識し続けること。それが根本改善へ繋がっていると感じます。地道で、地味で、その変化は本当に少しずつだけど、それが力強く、根本改善していると私は毎日いろんなお客さんと向き合っていて感じます。そして、それがとっても嬉しく幸せです。
何十年も悩んできた足と、この先、何十年も付き合うより、足足で一緒に足と向き合ってこの先、何十年の足は軽やかに歩みましょうね♪